2025/05/17 12:26
こんにちは!インテリアSUAVEです。いつも当ブログをご覧いただき、ありがとうございます。
皆さん、こんな経験ありませんか?
素敵な家具を揃えて、お気に入りの小物も飾ったのに、どこか物足りない・・・カフェのようなおしゃれな空間にしたいのに、なぜか雰囲気が出ない・・・その原因は、もしかしたら「光」かもしれません!
インテリアづくりで意外と見落としがちなのが照明の選び方。実は、お部屋の印象を大きく左右するのは「光」なんです。今回は照明の基本をわかりやすくご紹介します。これを知るだけで、お部屋の雰囲気がぐっと変わりますよ♪
お部屋の印象を決める「光の色」とは?
まず知っておきたいのが「光の色」について
「え?光って白いんじゃないの?」と思われるかもしれませんが、実は光にも色々な「色」があるんです。
色温度(単位:ケルビン/K)で変わる雰囲気
光の色は「色温度」という数値で表されます。この数値が低いほど赤みがかった暖かい光に、高いほど青みがかった涼しい光になります。
- 電球色(2700K~3000K):オレンジがかった暖かい光
- くつろぎ空間に最適
- リラックス効果がある
- 木や布などの素材感を引き立てる
- 温白色(3500K前後):やや暖かみのあるナチュラルな光
- リビングなど多目的に使う空間に
- 自然な雰囲気を演出
- 昼白色(5000K前後):太陽光に近い自然な白色光
- キッチンや作業スペースに
- 物の色を自然に見せる
- 昼光色(6000K以上):青みがかった涼しい光
- 勉強部屋など集中したい空間に
- さわやかで引き締まった印象に
北欧インテリアが好きな方は、電球色や温白色の優しい光がおすすめです。ナチュラルインテリアの温かみをより引き立ててくれますよ。
物の色をきれいに見せる「演色性」の秘密

もう一つ大切なのが「演色性」です。これは、光によって物の色がどれだけ本来の色に近く見えるかを表す指標。
演色性は「Ra(アールエー)」という数値で表され、100に近いほど太陽光のように自然な色の見え方になります。
- Ra90以上:とても高い演色性(美術館レベル)
- Ra80~90:高い演色性(一般住宅におすすめ)
- Ra70~80:一般的な演色性
- Ra70未満:低い演色性(色の再現性が低い)
お部屋のインテリアをより美しく見せたいなら、Ra80以上の照明を選ぶのがおすすめです。特に北欧家具の温かみのある木目や、ナチュラルインテリアの優しい色合いを楽しみたい方には、演色性の高い照明がぴったり!
空間別・おすすめ照明プラン

リビングの照明
リビングは団らんの場であり、時には作業もする多機能な空間です。
基本プラン:
- メイン照明:温白色(3500K)でRa80以上のもの
- サブ照明:電球色のフロアライトやテーブルランプを追加
- おすすめ配置:「光の三原則」(全体照明・作業照明・アクセント照明)を意識
夜はメイン照明を落として、サブ照明だけにすれば、カフェのような落ち着いた雰囲気に早変わり!
寝室の照明
寝室は心身をリラックスさせる大切な空間です。
基本プラン:
- メイン照明:電球色(2700K~3000K)で調光機能があるもの
- ベッドサイド:優しい明るさのテーブルランプか間接照明
- おすすめ:天井からの光が直接目に入らない間接照明
シンプルライフを目指す方には、余計な刺激のない、優しい光の照明がおすすめです。
ダイニング・キッチンの照明
食事をおいしく見せ、作業もしやすい光が大切です。
基本プラン:
- ダイニング上:電球色~温白色(3000K~3500K)で演色性の高いペンダントライト
- キッチン:昼白色(5000K前後)の明るい作業灯
- おすすめ:調理台の手元を明るく照らすアンダーキャビネットライト
食材の色が美しく見える演色性の高い照明を選ぶと、料理がさらに映えますよ!
照明選びの3つのポイント

① 部屋の用途に合わせて色温度を選ぶ
- リラックスしたい空間→電球色(2700K~3000K)
- バランスの良い多目的空間→温白色(3500K前後)
- 作業や勉強をする空間→昼白色~昼光色(5000K以上)
② 照明器具のデザインにもこだわる
照明は消灯していても、インテリアの一部として存在感があります。お部屋のテイストに合ったデザインを選びましょう。
- 北欧インテリア→ナチュラル素材や温かみのあるデザイン
- シンプルモダン→すっきりとしたラインのもの
- ナチュラルインテリア→木や布などの自然素材を使ったもの
③ 複数の光源でレイヤーを作る
一つの部屋に複数の照明を置くことで、シーンに合わせた光の調整ができます。
- 全体照明(シーリングライトなど)
- タスク照明(デスクライト、読書灯など)
- アクセント照明(間接照明、スポットライトなど)
この3種類をバランスよく取り入れると、プロのようなインテリア空間になります。
まとめ:光の力で、もっと素敵な暮らしを

照明は、家具やインテリア小物と同じくらい(もしかするとそれ以上に!)お部屋の印象を左右する大切な要素です。
色温度と演色性を意識して、空間の用途に合った照明計画を立てることで、より心地よく、美しい空間が生まれます。ぜひ、今日から「光」を味方につけて、あなただけの素敵な空間づくりを楽しんでくださいね。
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皆さんの暮らしが、もっと光輝くものになりますように